電気代と家づくりの関係は…?

電気代はこれからも上がる見込み…

こんにちは。多くのものの価格高騰がとまならないですね。泣
電気代も家計を圧迫する値上がりの1つではないでしょうか。

“中日新聞WBEより”

最近の電力の価格設定の推移は、この1年でおよそ30パーセント近く値上がりしています。
このグラフも2022年2月のものなので、2022年8月ではさらなる値上げもされています。

実際、中部電力では2022年7月に、家庭向け電気料金の一部のプランで、「燃料費」の上昇分を転嫁できる上限を廃止すると発表がありました。これまでは電気料金が上がったとしても上限があったので大きな値上げにはつながりませんでしたが、これからは価格上昇に“フタ”がない状態となります。
これによって、個人の住宅でも今後さらなる電気料金の値上げにつながる可能性があります

電気代を抑えるためには、どうしたらいいの??

基本の電気代が上がる中、わたしたちエンドユーザーが電気代を抑えるようにするためには2つの方法があります。

①エアコンなどをできるだけ使わず、外出や我慢して電気を使わないで過ごす
②少ない電力使用量で快適に過ごせるための、高気密高断熱の家にする

これからの時代にはどちらが良いでしょうか。いうまでもなく、②番ですよね。
これまでの時代は日本は①番の家づくりでした。しかし近年の猛暑のニュースをご覧いただくと、
これからの時代で①番の家づくりは命に関わる危険性があることもご想像いただけるのではないでしょうか。

実は一戸建ての家は、アパートやマンションに比べ断熱気密の性能の影響を受けやすい住宅と言われています。
それは、戸建ては外部面(外の暑い寒い空気に接する面積)が圧倒的に多いからです。

こちらの戸建て住宅のイラストを見ていただくと、わかりやすいのですが、
例えばこれがマンションだった場合、
・屋根→上の階にも建物があるので外部と接しない
・外壁→構造にも寄りますが、多くのマンションが隣の部屋と接している面は外部と接しない
・床→下の階にも建物があるので外部と接しない
外部と接する面が少なくてすむので、寒い暑い空気の影響を受けにくい
のです。

しかしこれがイラストのように戸建て住宅となると、家中が外部と接する面となります。
なので気密や断熱をおろそかにしてしまうと、ダイレクトに“冬寒くて、夏暑い家=電気代がとてもかかる家”になってしまうのです。

戸建て住宅で電気代をおさえるためには、気密と断熱をしっかり考えることがとても重要です。

高気密高断熱の家と一般の家では、電気代はこんなに違う

年間の光熱費は、断熱気密にこだわった家とそうでない家でどのくらい違ってくるのでしょうか。
表のオレンジの温暖地を見てください。光熱費比較では東京が例となっていますが、岡崎市も地域区分6地域なので、参考にしていただけます。


“国土交通省より引用”


これまでの住宅と、高度な省エネ住宅(ZEH基準相当)では差額が年間123,963円!
月1万円も電気代で違いがあることが分かります!

最近では一般的な省エネ基準に該当する建築会社も多いのですが、それでも差額は6万円程あり、
省エネの性能=電気代の抑制につながることがよく分かります。

くらはし建築の家は、もちろん“高度な省エネ住宅(ZEH基準相当)”をクリアできる家づくりです♪

くらはし建築で建てた実際のお家の光熱費について話を伺ってみました

《幸田町の家 H様》

2018年にお引き渡しさせていただいたH様邸の2021年の電気代をうかがいました!
年間電気代が181,615円(再生可能エネルギー賦課金除く)でした。

先ほどの表に比べ22,300円ほど電気代が高い結果となりました。

表の計算基準や計算電気代単価の違いなどもあるかと思います。
さらにくらはし建築の家は、玄関からお風呂、トイレまで家中があたたかい仕様になっているので、+αの快適性の部分もあるので
なかなか電気代金だけで比較することは難しいのですが、みなさんの参考にしていただければと思います。


オーナー様に話を伺ったところ、やはりお引渡しの2018年に比べ、電気代は上がっている実感があるとのこと…
けれど「電気代があがってももともとの断熱性がいいので、倍近くになったりなどはありません。電気代の値上がりが気になってエアコンをつけられないなどの心配が少ないので、相変わらず快適に毎日過ごしています♪」とうれしいお話を教えていただけました。

電気代のまとめ

電気代だけでなく、ガソリンや食料など多くのものの物価が上がっていますね。
今上がった価格は、今後情勢が落ち着いたとしても、もう大きくは戻らない可能性も大きいかもしれません。

だからこそ、これからは光熱費・生活費が今以上に必要になることを頭にとめて、家づくりを進めていただくのがいいと思います。
高気密高断熱にすることで、電気代が抑えられるだけでなく、健康的にも過ごせるなど形では見えにくい付加価値も多くあります。

何十年と暮らす家。デザインや設備も大切ですが、長い目で暮らしをイメージし計画を進めていただけると、良い家づくりになるのではないかな、と思います。

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