『構造見学会って、何を見るの?』初めての家づくりで後悔しないためのチェックポイント3選

家づくりを検討中のみなさん、「構造見学会」にはもう参加されましたか?
「名前は聞いたことあるけど、まあ、いっか🤔」
「どの会社もやってるし、どこで見ても大して変わらないでしょ?」
「そもそも、プロじゃない私が見たって、構造の良し悪しなんて分からないし…😓」
もし、あなたが少しでもそう思っているなら、家づくりで後悔してしまう可能性が、ほんの少しだけ高いかもしれません…😨
なぜなら、家づくりに成功した人の多くが、家の満足度は「見える部分」ではなく、完成したら二度と見られない「見えない部分」で9割決まることを知っているからです。
今回は、そんな“家づくりの先輩たち”がなぜ構造見学会を重視するのか、その3つの理由をこっそりお教えします。
構造見学会とは?初めての家づくりで参加すべき3つの理由
① 完成したら二度と見られない「家の心臓部」を見れる唯一の機会
構造見学会の最大の魅力は、家の快適さや安全性を支える、壁の裏側を見れるのが建築途中の今だけ、という点にあります。
例えば、壁の中の断熱材がどのように施工されているか、地震から家を守る柱や梁がどのように組まれているか。これらは、壁紙や天井が張られてしまえば、もう二度と直接目にすることはできません。
どんなに性能の良い断熱材も、スキマだらけの施工ではその性能を100%発揮することができません。構造見学会では、その施工の丁寧さや仕事ぶりを自分の目で確認できるのです。
完成してからでは見られない「家の心臓部」をしっかり見ておくことが、未来の安心な暮らしに繋がります。

② 住宅会社の「本当の技術力と誠実さ」を見極められる
パンフレットや営業担当の言葉だけでは分からない、実際の仕事ぶりを見て、その住宅会社が本当に信頼できるかをご自身の目で判断できるのが、この構造見学会です。
家の品質は、現場で働く職人さんの技術力や仕事に対する姿勢に大きく左右されます。言葉で「高品質です」と言うのは簡単ですが、それを裏付ける現場がなければ意味がありません。
現場が整理整頓されているか、職人さんたちは丁寧な仕事をしているか、質問に快く答えてくれるか。そういった雰囲気から、会社の「誠実さ」を感じ取ることができます。
大切な家づくりを任せるパートナーとしてふさわしいかを見極める、絶好の機会と言えるでしょう。
③ 自分たちの「家づくりの基準」が明確になる
構造見学会に参加することで、「良い家」の基準がわかり、自分たちが家づくりで何を大切にしたいのかが見えてきます。
多くの人にとって、家づくりは初めての経験。
「何が良いのか分からない😓…」
そんな状態からスタートするのは当然です。しかし、実際に構造を見て説明を聞くことで、性能の重要性がより具体的に理解できます。
「断熱材ってこんな風に入れるんだ」「この柱が家を支えるのか」と知ることで、デザインだけでなく、家の性能にも自然と目が向くようになります。
実は、家を建てた先輩たちの多くが、後悔ポイントとして真っ先に挙げるのがデザインではなく断熱性などの『家の性能』なんです。
後悔しないためには、まず「本物」を知り、自分たちの中での判断基準を持つことが大切なのです。

構造見学会ではここを見よ!3つのポイント解説
【チェックポイント①】夏涼しく冬暖かい家の生命線「断熱」と「気密」
「夏はジメジメと暑く、冬は足元からシンシンと冷える…」そんな今の住まいの悩みを、新しい家では絶対に解消したいですよね。その“一年中快適な室内環境”の鍵を握るのが、「断熱」と「気密」です。実は、家の快適さは、丁寧な断熱施工と、家のスキマの少なさ(気密性)で決まります。 構造見学会では、この2つの性能がどのように作られているのかを直接見ることができる、またとないチャンス。ここでは、そのチェックポイントを具体的に見ていきましょう。
断熱材の性能を100%引き出す「施工の丁寧さ」はどこで見る?
構造見学会でまず見てほしいのは、壁の中に断熱材がスキマなく、パンパンに詰まっているかという「施工の丁寧さ」です。
どんなに高性能なダウンジャケットを着ていても、チャックが開いていたら寒いですよね。家も同じで、どんなに良い断熱材を使っても、柱との間にわずかなスキマがあるだけで、そこから熱が逃げたり、壁の中で結露が発生する原因になったりします。
構造見学会では、壁一面に敷き詰められた断熱材を直接見ることができます。柱や配管周りまで、パズルのようにピッタリと、丁寧な手仕事で施工されているかを確認しましょう。この「見えない場所」での地道な作業こそが、家の性能を100%引き出すために最も重要なのです。

家のスキマを表す「C値」とは?なぜ快適な暮らしに直結するのか
家のスキマが小さい(=C値が小さい)ほど、冷暖房が効きやすく、省エネで快適な暮らしに直結します。
C値(しーち)とは、家全体にどれくらいのスキマがあるかを示した数値のこと。この数値が小さいほど「高気密な家」と言えます。家中のスキマを合計した面積が、延床面積1㎡あたり何㎠あるか(㎠/㎡)で表され、数値がゼロに近いほど高性能です。
気密性が高いと、外の暑さや寒さの影響を受けにくく、計画的な換気がしっかり機能します。そのため、6畳用の小さなエアコンでも家中を快適な温度に保ちやすく、光熱費も抑えられるのです。くらはし建築では、全棟でこの気密測定を行い、C値平均0.15という業界トップクラスの数値を実現しています。
「C値はどれくらいで1年を通して室温は何度くらいで生活できますか?」と質問してみるのも、その会社の性能へのこだわりを知る良い方法です。
【チェックポイント②】大地震から家族を守る「耐震性能」
ここ愛知県に住む私たちが、家づくりで最も気になることの一つが「耐震性能」ではないでしょうか。
私も子どもの頃から「いつか大きな地震が来る」と、学校で何度も避難訓練を繰り返してきました。30年以上経った今も、その懸念は私たちの暮らしと常に隣り合わせです。
大切な家族の命を守るためにも、ここは絶対に妥協したくないですよね。
多くの会社が「耐震等級3」をアピールしていますが、本当に大切なのは、その設計上の強さを、現場で100%実現できているかどうかです。構造見学会は、計算上の数字だけでは分からない「施工の品質」を、その目で比較検討できる貴重な機会なのです。
「同じ耐震等級3でも、中身は違う」ってホント?
はい、ホントです!実は、同じ「耐震等級3」という言葉でも、その根拠となる計算方法によって信頼性が大きく異なるため、会社の設計思想や独自の工夫を確認することが非常に重要です。
建築基準法で定められている耐震性の計算には、簡易的な「壁量計算」から、より詳細な「性能表示計算」、そして最も厳しい基準である「構造計算(許容応力度計算)」まで、いくつかの段階があります。どの計算方法で「耐震等級3」を算出しているかで、その中身は大きく変わってくるのです。
構造見学会では「耐震等級は、どの計算方法で行っていますか?」と聞いてみましょう。くらはし建築では、最も厳しい基準である「構造計算」に対応していますが、その答えから、会社の耐震性能に対する「本気度」が見えてくるはずです。
ただ「耐震等級3です」という言葉だけでなく、その裏付けとなる計算方法や耐震性能への考え方を知ることが、他社との違いを見極めるヒントになります。
設計通りの強さを引き出す「現場の施工精度」
どんなに素晴らしい設計図も、現場で丁寧な施工がされなければ100%の性能を発揮することはできません。 その施工精度を確かめることが、本当の安心に繋がります。
家の強さは、一本一本の柱や梁が正確に組まれ、適切な金物でしっかりと固定されて初めて100%発揮されます。ほんの少しのズレや手抜きが、いざという時の強度を大きく左右してしまう可能性があるのです。
現場では、家の骨格となる太い柱や梁が使われているか、釘はめり込んでいないか、木材同士をつなぐ金物が図面通りに適正に取り付けられているかなど見てみましょう。正確な施工があるからこそ、設計通りの強さを実現するのです。
「百聞は一見にしかず」。ぜひご自身の目で、施工品質を確かめてください。

【チェックポイント③】家の寿命を左右する「耐久性(シロアリ対策)」
家の性能というと、断熱や耐震に目が行きがちですが、忘れてはならないのが「耐久性」、特に「シロアリ対策」です。どんなに頑丈な家も、土台が蝕まれてしまっては元も子もありません。シロアリから家をどう守るか、その工夫が家の寿命を何十年も延ばしてくれます。しかし、その対策方法は会社によって様々。ここでは、長期的な視点で安心できる対策を見極めるためのチェックポイントをご紹介します。
シロアリ対策は、どんな方法で行っているか
まずは、その会社がどのような方法でシロアリ対策を行っているのか、具体的に確認しましょう。
シロアリ対策には、土台の木材に薬剤を塗布する方法、防蟻シートを敷く方法、シロアリに強い木材(ヒノキなど)を使う方法など、様々なアプローチがあります。どの方法を採用しているかは、その会社の考え方を反映しています。
構造見学会で、「シロアリ対策は、薬剤ですか?それとも他の方法ですか?」とストレートに質問してみるのが一番です。その上で、なぜその方法を選んでいるのか、理由まで聞いてみると良いでしょう。
それぞれの方法のメリット・デメリットを理解し、自分たちの価値観に合った対策を行っている会社かを見極めることが大切です。

シロアリ対策の保証期間や、健康への配慮は問題ないか
対策方法と合わせて、効果の持続性(保証期間)や、人体への影響(健康への配慮)もしっかり確認しましょう。
例えば薬剤を塗る方法の場合、その効果は永久ではありません。「保証は何年ですか?」「再塗布は必要ですか?」といった確認は、将来のメンテナンスコストを知る上で不可欠です。また、小さなお子様がいるご家庭では、薬剤が人体に与える影響も気になるところです。
くらはし建築では、薬剤による健康リスクを避けるため、薬剤散布は行いません。その代わりに、万が一の侵入を早期発見できる設計上の工夫を凝らしています。「薬を使わない対策」という選択肢があることも、ぜひ知っておいてください。
目先の対策だけでなく、10年後、20年後も安心して暮らせるか、という長期的な視点で判断することが後悔しないための鍵となります。
【おまけ】プロじゃなくても分かる!「現場の品質」

断熱や耐震って専門的な話も多いから、
やっぱりちょっと難しそう…
と感じた方もいるかもしれません。
でも、ご安心ください😊✨
専門知識がなくても、誰にでも直感的に「良い仕事をしているか」が分かる、とっておきのチェックポイントがあります。
それは「現場がキレイかどうか」。
これこそが、誰でもわかる一番正直な品質のサインなんです。

整理整頓された現場は、丁寧で安全な仕事の証
構造見学会に行ったら、ぜひ現場が整理整頓されているかを見てみてください。道具が整い、ゴミがきちんと片付けられている現場は、見えない部分も丁寧に作業されている証拠です。
現場をキレイに保つという意識は、作業の安全性はもちろん、見えない部分の施工精度にも直結します。一つひとつの作業を丁寧に行うという、職人さんのプライドの表れとも言えます。
木材の切れ端やビスなどが散乱している現場では、思わぬ事故に繋がるかもしれません。一方、道具がきちんと置かれ、こまめに清掃されている現場は、作業効率も良く、品質の高い仕事が期待できます。
現場の美しさは、そのまま家の品質に繋がる。ぜひ、そんな視点で現場を観察してみてください。
職人さんや現場監督の雰囲気もチェックしよう
もう一つ大切なのが、現場で働く職人さんや現場監督の雰囲気です。気軽に質問に答えてくれるかなど、その人柄も安心して家づくりを任せられるかの大切な材料になります。
家は、図面だけでなく「人」が造るもの。職人さんたちがイキイキと、誇りを持って仕事に取り組んでいるか。その「空気感」は、必ず家の品質に反映されます。
ぜひ勇気を出して「こんにちは!」と挨拶してみてください。気持ちよく挨拶を返してくれるか、ちょっとした質問に笑顔で答えてくれるか。そんなコミュニケーションの中から、その会社のチームワークやお客様への姿勢が見えてきます。
家づくりは、会社との長いお付き合いの始まりです。信頼できる「人」に建ててもらえる安心感を、ぜひ現場で感じ取ってみてください。

まとめ:後悔しない家づくりの第一歩は、構造見学会から
いかがでしたでしょうか?
今回は、後悔しない家づくりのために、構造見学会でチェックすべきポイントを解説しました。
家が完成してからでは二度と見ることができない、家の性能を支える心臓部。後悔しないために、まずは構造見学会でご自身の目で確かめることが本当に大切です。
パンフレットの数値や言葉だけでは分からない、住宅会社の技術力や家づくりへの誠実な姿勢。それらはすべて、建築途中の「現場」に表れます。
構造見学会は、家づくりの勉強の場であると同時に、信頼できるパートナーを見極める絶好の機会です。いくつかの会社の見学会に参加してみることで、きっとあなたの中に「良い家の基準」が生まれ、本当に納得できる家づくりができるはずです。
難しく考えすぎず、まずは「社会科見学」のような気軽な気持ちで、家のウラ側を覗きに行ってみてください。そこで得られる「本物」の情報に触れることが、あなたの後悔しない家づくりへの、大切な一歩になるはずです。
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