夏でも涼しく省エネに生活する方法

倉橋建築代表の倉橋猛です。
７月に入り、先週では３５度を超える猛暑日が続いていました。
８月になるとさらに気温が上がり、近年では３８度を超えるような日も珍しくなくなってきています。
外気がそこまで暑くなると、家の室内の温度も３０度を超えてしまいます。

熱中症対策として無理をせず、エアコンを必ず入れて下さい。
熱中症警戒アラートが発令された際に、テレビでよく耳にしましたが「命を守る行動」です。

しかし、世界情勢の影響で電気代金が高騰しています。
エアコンの電気代金が心配で付けないのは、先ほどお伝えしたように命に関わります。

では、どう過ごしたら涼しく省エネに暮らせるのでしょうか？

まず、オーナー様にお伝えしているのが、
①夏のエアコンの設定温度を２７度～２８度に設定をします。
そして、扇風機と併用して風を送ること。これだけでもかなり涼しく感じられて体感が変わってきます。
※弊社が建てた高気密高断熱の家だから、効果が大きいですが、性能の違いでかなり体感に変化は出ると思います。

②窓からの日射を遮るのもとても効果があります。
カーテンでも大丈夫です。しかし、カーテンの場合窓部分より室内側に付いているのでカーテンが温まってしまいます。

「窓の外で熱を処理すること」が理想です。

室内の熱がこもらないように、窓から入る日差しの熱を遮ることを日射遮蔽といいます。

日射遮蔽でおすすめが、庇(ひさし)、タープ、外用ブラインド、緑のカーテンです。
Low-Eガラスでも日射遮蔽がおすすめです。

商品や工法にもよりますが１５％から４５％ほど日射が遮られます。

③お金は少しかかってしまいますが、
・サッシを交換
・断熱材を正しく施工する
上記の2点は、長い目でみても暮らしに直結することなので、こういった家の性能を高めるリフォームもおすすめしています。
サッシや断熱材は冬も効果を発揮するので、年間を通してメリットがあります。


今年の夏はラニーニャ現象の影響で猛暑が予想されています。秋まで続く予想です。
ぜひ少しでも暑さ対策の参考になればうれしいです。