こんな検査も全棟実施!

どうしたら分かる?【家の品質】

少しお久しぶりのココテクです💦

早速ですが、今回は【家の品質】について書きたいと思います。

「完成見学会」に行くと家のデザインや間取り、暮らしやすさが確認できます。
「構造見学会」に行くと家のナカミを実際に見ることで、気密・断熱性能が高く、地震にも強い家づくりが確認できます。


では、どうしたら家の品質が高く不備等がないことを確認できるのでしょうか?


当たり前だと思っていませんか?

家を建てるとき、デザインや性能、価格には意識がいきますが、どうやって住宅の安全性を検査しているのかまでは、なかなか確認が難しいところ。
でもこれから何十年と暮らしていくマイホーム。
問題なく施工が完了した家ですよ~という証明?確認?ってどうしたら分かるのでしょうか。


◉しっかりと検査をしているはず…
◉みんな問題なく建てているし、大丈夫でしょ。
◉有名な会社だし問題ないよ。


こんなイメージを持たれて、漠然と担当さんを信頼してお任せしています~と仰る方も少なくないかもしれません。





正直なところ、私もそこまで打ち合わせ中に確認をしたかなぁと思い返してみても、記憶が定かではありません…
今回、改めてainoa.lifeくらはし建築の家では、こうやって検査をしながら施工をして、お引渡しまで責任を持って携わらせていただいていますという流れを、簡単にご説明をさせていただきたいと思います。


基本の検査はこちら

新築の戸建住宅を施工する際に、必ず必要となってくる検査は次の3つの検査になります。

❶建築基準法に基づく検査

❷住宅瑕疵担保責任保険の検査

❸ainoa.lifeくらはし建築による社内検査


簡単にそれぞれの検査についてご紹介します。


❶建築基準法に基づく検査

住宅を建てる際に、最低限必ず守らなければならない基準や手続き定めたものが【建築基準法】です。
その法律に適合している家なのかを確認するための検査がこちらの検査になります。





〈検査方法〉:予め建築基準法に適合していることが確認された確認申請書の図面を現場の建物と目視で照合することによって行われます。
〈回数〉:全2回 (1回目) 中間検査 (構造対完了時)、(2回目) 完了検査 (竣工時)
〈検査実施者〉:自治体または指定確認検査機関

〈主な検査項目は?〉:接道義務・容積率・高さ・外壁後退距離などの形態規制・使用材料の性能や構造の安全性・防火規制・採光・換気などの室内環境確保の基準を確認します。


建築基準法には、確認申請という図面の審査と、中間・完了検査が規定されており、必ず技術基準に適合しているのかのチェックを受けて、施工を進めなければなりません。
その際には、建築士法で定める建築士に設計・工事管理を行わせる必要があります。
(弊社専任建築士や代表倉橋もその資格を有しています)




しかしながら、この検査に問題がなかったとしても、約半年ほど続く新築施工中に、2回程度の検査では、住宅全体の欠陥や不具合が完全に阻止されます!とは正直言い切れないな…と思います。


❷住宅瑕疵担保責任保険の検査

続いて次の基本検査は【住宅瑕疵(かし)担保責任保険】の検査についてです。
この検査は、住宅会社が【住宅瑕疵担保責任保険】に申し込む際に受けなければならない検査です。

詳細は▶住宅瑕疵担保制度ポータルサイトへ

住宅の安全性や消費者の方を守る仕組みとして、住宅会社は構造上の欠陥と雨漏り10年保証を確実に行えるように、資金確保(保険加入など)を法律で義務付けられています。
そのための手段として、一般的に【住宅瑕疵担保責任保険】に加入します。


瑕疵担保責任の対象となる部分はこちらの項目になります☟

詳細は▶住宅瑕疵担保責任保険協会より


〈検査方法〉:予め設計図等で審査の上、現場にて目視による確認を行います。

〈回数〉:全2回 (1回目) 基礎配筋完了時 、(2回目) 屋根工事完了時

〈検査実施者〉:住宅瑕疵担保責任保険法人の専門の検査員(建築士)

❶❷の検査ともに、それぞれ別の機関から検査実施者が派遣され、検査を実施しています。
ここは安心できるポイントですね!

代表倉橋による確認も毎日実施中!

基本検査の3つ目は、【社内検査】です。

これは、現役大工としても現場に入っている弊社代表倉橋による、(職人目線だからこそ分かる現場の細かな確認)➜(不備等に気付いたらその都度修正)を繰り返し実施しています。

もちろん職人さん同士の確認業務も日々実施しています。




弊社の性能や品質の高い家づくりは、こうした職人さんの技術力とプロ意識の高さから、安定した高水準な家をご提供することができています。
しかしながら、機械ではなく(人の手)がつくるもの。絶対にミスが無いですよとは誰しも言い切れないのが現実だと思います。


しかしながら、弊社ではそれを限りなくゼロに近付けるために、さらにこんな検査も新築全棟で実施しています!



計10回も?さらに確認しています!

お客様へ安心・安全なお家をご提供したい。家づくりに携わるたくさんの職人さんやスタッフがこの想いを共有していることに加えて、こんな検査もしています。



家の基礎づくり担当の基礎屋さん。家を建てる大工さん。
それぞれの職人さんのモチベーションアップにも繋がる【住宅品質検査】という法律上は実施義務のない検査ではありますが、安心材料を増やす意味でも弊社は新築全棟で実施している検査をご紹介したいと思います。

既にご紹介をさせていただきました、基本検査を3種類実施しながら、さらにこの検査では、合計で10回も第3者機関による検査を実施しています!


回数だけ聞いてもすでに安心に繋がる頻度ではありますが、どんな検査をしているのか、ナカミを少しご紹介できればと思います。

どんなことをチェックするの?

この検査の特徴としましては、何と言っても検査項目が細かく決められていることです。
下記の様に基礎の検査から始まり、屋根→構造体→断熱材施工→外装→内部造作まで!

一部分だけを抜き取り検査するのではなく、現場全体を第三者機関による有資格者が適切なタイミングに順次しっかりと検査を行っています。


詳しくは▶家守りホールディングスへ

職人さんのモチベ―ションアップに繋がる理由としましては、細部までその都度不備があれば指摘を受けるため、不備に該当しないように、より丁寧な作業を意識していけること、また、そのためにはより技術を高めようと向上心が高まり、さらなるレベルアップへと実際に結びついているなぁと感じることも多々あります。

お客様にもより自信を持ってご提供できる家づくりが叶い、職人さんの士気も上がるという嬉しい相乗効果に繋がってくれています◎


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そして、検査の詳細はこちらの写真のように細かく記録として残せることもメリットの一つです☟



こんな細かな釘の間隔についても一つ一つ確認をしているなんて驚きです!
これをミスなく日々施工して下さる職人さんの技術力の高さに改めて脱帽です✨

こういったナカミの詳細をまとめたデータが計10回分を1冊の冊子にまとめたもの(230ページ以上のすごいボリューム!)が最後に手元へ届くという流れで、たくさんの人の確認を重ね、お引渡しまで大切に施工させていただきます。


今回は少し内容が分かりづらかったかもしれません。
もう少し詳しく話しを聞いてみたいなぁと思われた方は、ぜひ見学会などのイベントでもお気軽にスタッフへお声掛けください。


最後に

ここまでお付き合いいただきありがとうございます。




今回は事前に知っておいていただきたい、ainoa.lifeくらはし建築としてこだわりを持って取り組んでいる内容ではあるのですが…
正直ちょっと地味~なテーマだったこともあり、上手くご紹介が出来ているかなぁと少し心配ではありますが、書かせていただきました。

皆さんのお家づくりに少しでもお役立ちいただけたら嬉しく思います。

それでは、また次回まで。